液晶 Acer A231HL

去年の暮れにiyhした液晶です。
あまりこの機種はネットで書かれていないので今回書いてみます。
IPSでも低価格という液晶が去年後半からいろいろと出てきましたが、今回Acerの「A231HL」をチョイスしてみました。
詳しい仕様はこっちを見てください→メーカーHP


[前面部]
iiyamaやLGからも同価格のものが発売されていますが、おそらくパネルは同一のものでLG製だと思われます。
まず外観としては光沢のあるブラックフレームパネルで「安物」感を出さないように工夫されています。
持った感じもLEDバックライトの為、かなり軽く液晶アームへの負担も軽いです。
電源スイッチも透明で電源が入ると青く光るようになっていますが、直接LEDがあるのではなく間接になっているので少しは目にやさしいです。
その他の調整用ボタン類もパネル下部にあり、ボタンの説明表示もパネルに印刷されずどれかのボタンを押すことによって画面上に表示される工夫がされています。
そのことにより通常使用時は、すっきりとしてビジネス用でも使用できるようになっています。
ただ「acer」のメーカーロゴは、白色ではないもののグレーで若干大きいロゴのため目立ちます。
24インチを通常使っていると明らかに小さいとわかる大きさです。



[背面部]
背面部は、つや消しで凝ったデザインはされていなく基本「直線」的なデザインが構成されこういった部分でコストダウンされているかと思われます。
ある意味こういう凝ってないデザインの方が、アームが取り付け易いんで好印象です。
ネクターは、HDMIが2個、アナログVGA(D-SUB15pin)が1個とDVI端子は装備されていません。
音声入力用のピンジャックは、電源コネクターのすぐ横にあります。
なおスピーカー内蔵らしいのですが、鳴らす予定がないので割愛します。(^^;)


[画質]
標準設定では、最近の液晶に多い「眩しい」設定になっています。
メニューが日本語表示にも対応しているので安心して設定変更できます。
ちなみに私は暗い設定が好みなのでかなり値を低くしました。
色温度では3種類(「寒色」「暖色」「ユーザー設定」)ができますが、寒色が若干暗くできます。
好みの問題もありますが、色の再現性では「暖色」が印刷物に近い(まだまっし)表現ができます。
ビジネス向きとされているため、液晶は「ノングレア(非光沢)」で照明や周りが映り込まないようになっています。
しかし、コスト削減のためか液晶の性能なのかわかりませんがザラつきのある表示というかややボケた様な感じで表示されます。
おそらくビジネス用途で長時間仕様の場合は、間違いなく目がつかれると思われます。
IPSということで視野角は、同価格のTNに比べ広視野角で視認できます。
動画は、現在の液晶の中では弱い部類に感じますが値段を考えると妥協は余裕で出来る範囲です。


[総評]
○良い部分
 ・現在TN系21.5インチや17インチスクエア液晶からの買い替えだと満足できるレベル
 ・重量が軽いので重量制限が低い液晶アームへ取り付けられる
  ※私はこのアームに取り付けています→サンコー4軸式クリップモニターアーム(MARMGUS128W)
 ・無難な「四角い」フレームを持つので並べやすい(ただそれなりにフレーム幅はありますが)
 ・IPS液晶がこの値段(購入時16800円)で買える。


×悪い部分
 ・付属品のケーブルが「電源ケーブル」「オーディオケーブル」「アナログVGAケーブル」で別途HDMIケーブルを購入しないといけない。
 ・色の再現性がいまいち
 ・文字にややザラつき(シャープさが足らない)がある
 ・そのため、長時間仕様には不向き


結論としては、メインよりかはサブモニター的な使い方にぴったりでしょう。
他の同一価格帯のIPS液晶は、おそらく各メーカーの回路チューニングが入っている可能性があるので綺麗に文字が表示できるものがあるかもしれません。
同じ液晶をもう一枚買うかと聞かれると恐らくは私は、「違う液晶を買う」と答えることでしょう。
※実際その後、違う液晶iyhしていますし。(^^;;;
視野角さえ気にしなければ同一の画質性能(文字の表現の度合いを示しています)で24インチのTN液晶買ったほうがいいような気がします。
まぁ結局値段なりの性能ということで。


※番外編
RADEONグラフィックボード(うちの場合は、A8-3850)にてこの液晶を接続すると画面表示が小さく表示される現象がでます。
AMD VISION Engine Control Center」での対処方法です。

1.「AMD VISION Engine Control Center」を開く
2.「デスクトップとディスプレイ」項目の中にある「詳細を読む」をクリックする。


3.画面表示が変わるので「マイデジタルフラットパネル」項目の中にある「スケーリングオプション(デジタルフラットパネル)をクリックする。


4.画面表示が変わり「スケーリングオプション」の下にあるツマミを「オーバースキャン」(0%)へ動かす。


5.そうすると画面がいっぱいに表示されるので同ウィンドウ内の「適用」をクリックして「AMD VISION Engine Control Center」閉じる
これで直るはず(^^;)