Acer X243HAbid

Acer 「X243HAbid」の使用感です。
ユニットコム「UNI-LCD24/B」との比較も交えながら。
※あくまで液晶モニターの場合、個人の私用感が左右される製品なので実物見た方がいいというのをまず書いておきます。(^^;
「UNI-LCD24/B」の場合対角が59.5cmでインチに換算する23.5インチと完全な24インチではないのに対して、「X243HAbid」は60.9cmと換算すると24インチになり数値上では「X243HAbid」が本当の24インチ液晶モニターと言えます。
箱の大きさも若干大きく重さもずっしりとしています。(まぁNEC「LCD2490WUXi」に比べると軽いですが。)
外観では、「UNI-LCD24/B」のような艶ありの高級感あるフレームに対し、艶がないフレームで安っぽい感じがします。
Acer独特の戦闘機をイメージしたフレームデザインが目を引きますが、逆にフレームが太く見えるためマイナスイメージとして見えてしまいそうです。
背面のデザインも「UNI-LCD24/B」は曲線を使い値段の割にデザインに気を遣っているように見えますが、「X243HAbid」は角張っていて安っぽく見えます。(実際安いのですが。)
ただし「X243HAbid」はスピーカーが無い為かもしれませんが。
※グレアタイプの機種は、少し値段が上がる分スピーカーが内蔵されているそうです。
両方ともVESAアームは取り付け可能です。
電源を入れますが、両方とも標準設定では明るすぎます。
「UNI-LCD24/B」は電源スイッチなどポッチ(凸)形状の為下向きでもわかりやすい反面、電源ランプのLEDが緑色で見る角度によっては光っているかわからない場合があります。
「X243HAbid」は電源スイッチなどへこんでいる(凹)形状なのでやや手探りの状態で、特に電源スイッチは斜め下向きになっているので「コツ」が必要になります。
しかも最初は少し硬く人によっては手こずる場面も出てきそうです。(これは結構重要かと思われます。)
電源ランプは青色LEDで大きめで一目で電源が入っていることがわります。
メニューの操作性は、両方とも日本語が選択可能ですがメニュー内の移動は、「UNI-LCD24/B」がボタンを押す回数を減らす工夫がされていて「X243HAbid」は凹んでいるボタンと相まって操作性はあまり良くないです。
入力端子の切り替えも「UNI-LCD24/B」ボタン一つで切り替えが可能ですが、「X243HAbid」メニュー画面から呼び出して切り替える必要性があり入力端子をよく切り替えるひとにとってはかなり重要な部分だと思われます。
ここから肝心な液晶画面については、「X243HAbid」がやはり大きく感じますが他の液晶と並べない限り大きさの違いはわからないのでしょう。
視野角では、「X243HAbid」の方が広く左右も上下もこっちの方が視野角は広いと感じられます。
もちろんTN液晶なのでIPS液晶と比べると圧倒的に視野角は狭いものの真正面で見る限りでは大丈夫でしょう。(^−^;;;
「X243HAbid」は少しシャープすぎるような気もありますが、全体的長時間の使用ではこっちの方がいいです。
結論としては「X243HAbid」は「UNI-LCD24/B」より「お買い得感」が高い。
ただメニューの操作性の悪さやフレームなど安っぽい感があり、液晶パネルそのもの以外では買い得はマイナス要素が大きいです。
ビジネス用途(汎用)では「X243HAbid」、見た目と故障した時を考えると「UNI-LCD24/B」ってことになります。
しかし三菱の23インチがかなり安くなってきているため、無難に三菱という選択もありでしょう。
それにしてもこの大きさが約1万9千円で買えるようになりちょっとした「消耗品」状態と考えてしまう程安いとは良い時代になったもんです。